映画に感謝を捧ぐ! 「妖女ゴーゴン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はテレンス・フィッシャー監督の「妖女ゴーゴン」に
感謝を捧げようと思います。
ギリシャ神話の魔物「ゴーゴン」の伝説をもとにして
1963年に作られた本作は
娯楽文化の垣根を超えることに挑んだ怪奇映画であります。
軽量級映画的見世物精神&スター主義を保ちつつ
「童話の挿絵」風味の生成を追求した
ストーリー&演出+俳優&女優陣は
私に「映像作品と書籍&絵画文化の共同戦線」と
「伝説」の娯楽映画的活用法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(神秘性、効率性、娯楽的盛り上げの均整を保つことによって
王道的な真相&決着に味わいを与える
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「童話系モンスター映画入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「ゴーゴン」伝説、モンスター映画&村系ミステリーの法則
イギリス映画的渋味、小規模映画会社的俗物性が
一堂に会した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。