映画に感謝を捧ぐ! 「フレッシュイーターズ 人喰いモンスターの島」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジャック・カーティス監督の

 「フレッシュイーターズ 人喰いモンスターの島」に感謝を捧げようと思います。

フレッシュイーターズ 人喰いモンスターの島 [DVD]
フレッシュイーターズ 人喰いモンスターの島 [DVD]

 無人島に不時着した男女3人の運命を描いた本作は

 各種娯楽技術&特性を駆使したモンスター映画であります。

 冒険活劇的状況設定、道中劇的キャラクター造形

 ホラー映画的残酷描写、サスペンス的空間&人員限定術

 SF的モンスター造形が一体となったストーリー&演出は

 私にモンスター映画的ハッタリを駆使しつつ

 「スケール感の適性範囲」を保つ技法と

 段階的な恐怖育成術の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (過去や未来に捕らわれず「今の勝利」を

 満喫することに重きを置いた幕切れが

 人生論&歴史論的ムードを放っている点も見逃せません。)

 まさに「島系モンスター映画」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 モンスター映画の王道、見世物精神、1960年代文化

 ナチス・ドイツの映画的活用法の限りを尽くすことによって

 生を受けた本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。