映画に感謝を捧ぐ! 「デイブレイク(2000年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジャン・ペレリン監督の「デイブレイク(2000年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

デイブレイク [DVD]
デイブレイク [DVD]

 地震によって地下トンネルに

 閉じ込められた人々の運命を描いた本作は

 謙虚さと知略に彩られた災害映画であります。

 災害映画の定番要素

 違和感を感じさせることなく空間&人員的スケール感を

 抑制するための状況設定

 アトラクション風味漂う特殊効果が一体となった

 

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「大作的ハッタリと軽量級映画的手堅さの共同戦線」の一形態と

 「暇つぶし規模に徹した物語&映像」の醍醐味を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (勧善懲悪と恋愛劇&人情劇のハッピー・エンドを

 静かに組み合わせた幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「災害映画入門」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 災害映画の伝統芸、省エネ的映像技&作劇法

 状況設明台詞の活用法が一堂に会した本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。