映画に感謝を捧ぐ! 「タンク・ソルジャー 重戦車KV-1」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はコンスタンティン・マクシモフ監督の

 「タンク・ソルジャー 重戦車KV-1」に感謝を捧げようと思います。

タンク・ソルジャー  重戦車KV-1 [DVD]
タンク・ソルジャー 重戦車KV-1 [DVD]

 第2次大戦期のソビエト軍士官「セニョン・コノワノフ中尉」と

 彼が率いる戦車兵の武勇伝をもとにして作られた本作は

 史劇+文化交流の香りに彩られた実話系戦争映画であります。

 ロシア映画特有の渋味と

 

 アメリカ戦争映画的サービス精神が融合した

 ストーリー&演出、キャラクター造形が

 軽やかに進行する光景は

 私に「映画的異文化交流」・「戦車の特性を生かした戦闘描写」

 「知略とアウトロー性を兼ね備えたヒーロー造形」の

 一端を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (アクション映画風味と歴史教材映画風味が

 静かに絡み合う幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさにロシア製「軽量級武勇伝+戦車講座」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 ソビエト軍礼賛、娯楽映画的アクション&ロマンス

 戦車マニア気質が一堂に会した本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。