映画に感謝を捧ぐ! 「D-デイ ノルマンディー1944」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はニック・N・ライオン監督の

 「D-デイ ノルマンディー1944」に感謝を捧げようと思います。

D-デイ ノルマンディー1944 [DVD]
D-デイ ノルマンディー1944 [DVD]

 ドイツ軍の155ミリ砲陣地を破壊するよう命じられた

 米軍兵士達の運命を描いた本作は

 便乗商品映画界の雄「アサイラム」と

 第2次大戦系映画の歴史が絡み合う戦争映画であります。

 「史上最大の作戦」・「ナバロンの要塞」・「プライベート・ライアン」等を

 継ぎ接ぎしたストーリー&キャラクター造形

 サバイバル・ゲーム風味満載の戦闘描写

 TVゲーム感に満ちたCG映像が一体となる光景は

 私に「歴史のアサイラム的活用法」と

 笑いを目的としないパロディの一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「実録感」を徹底追求しながらも

 胡散臭さを感じさせるエンドロールも見逃せません。)

 

 まさに「軽量級アトラクション系戦争映画」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 「ノルマンディ上陸作戦」に対するアサイラム的解釈によって生を受け

 各場面の「ルーツ」を探す楽しさをもたらした本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。