映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェームズ&ジョン・コンデリク監督の
「ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体」に感謝を捧げようと思います。
人型ロボット「ホーネット」と彼?を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
戦術的にして奇想天外な疑似実録映画であります。
便乗商品映画界の雄「アサイラム」ならではの
ビジネス&リサイクル戦術を駆使して
ロボット系SF、地球侵略SF、ゾンビ系ホラー
記録映像を継ぎ接ぎすることによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「トランスフォーマー」シリーズが
映画界に与えた影響と
小規模映画会社による生き残り戦術の一端と
方向性の異なる要素を力業で組み合わせる技法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(「アクション・コメディ風決着」の後に
「フィクション」であることを白日の下にさらす
エンドロールを繰り出すことによって
アサイラム型ブラック・ユーモアの香りを放っている点も見逃せません。)
まさに「便乗商品型SF」の雄と呼ぶにふさわしい
大珍作であると言えるでしょう。
アサイラム的サービス精神&映像技術の粋を結集し
「複数のカメラ目線を渡り歩く手法」を勢い任せに繰り出す事によって
生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。