映画に感謝を捧ぐ! 「マカオ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の「マカオ」に
感謝を捧げようと思います。
船でマカオを訪れた男女3人の運命を描いた本作は
渋味と遊戯感に満ちたサスペンス映画であります。
巻き込まれ映画&犯罪映画の王道と
マカオ旅行感覚を融合させることによって生を受けた
ストーリー&演出と
探偵小説風味溢れる俳優&女優陣が一体となる光景は
私に「潜入捜査&外国旅行のリスク」を映画的に表現する手法と
「銃に依存しないアクション・シーン」が生み出す
アトラクション的味わいの一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(サスペンスよりもロマンスに重きを置いた
和やかな幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「観光旅行&探偵小説ごっこ系サスペンス」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
「マカオ」の持つ東西文化融合感と
暇つぶし規模のスリル&サスペンス、ロマンスを保ち続ける
技術力によって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。