映画に感謝を捧ぐ! 「ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はグレン・R・ミラー監督の
「ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル」に感謝を捧げようと思います。
2016年の映画「ZOOMBIE ズーンビ」の
流れを汲む本作は
野性的且つ緩やかな残酷性に包まれたモンスター映画であります。
「ZOOMBIE ズーンビ」の精神を継承しつつ
冒険活劇要素を組み入れ
災害映画風味を強化しつつ
スリル&サスペンスを緩慢化させることによって生を受けた
ストーリー&演出+キャラクター&モンスター造形は
私に「ゾンビ映画的量産化戦術」と
「残酷さと滑稽さ、効率性と猛進性の秘めたる共通項」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ゾンビ映画的思わせぶりを発揮すると見せかけて
肩すかしを食わせる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「アサイラム流モンスター・アトラクション」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
便乗商品映画界の雄「アサイラム」の新たなる路線候補と
「災害映画&モンスター映画の定番」を
笑いの領域へと導く新手法の幕開けを告げた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。