映画に感謝を捧ぐ! 「D.D.T」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はデヴィッド・ジャクソン監督の「D.D.T」に
感謝を捧げようと思います。
D.D.T. [DVD] - ジョセフ・ロドゥカ, ルーシー・ローレス, ジョン・ハード, ディラン・ニール, マイク・ファレル, デヴィッド・ジャクソン, デヴィッド・ジャクソン, フランク・フォン・ザーネック, ドーグ・プロッチロ, デリック・アンダーシュルツ
遺伝子操作されたイナゴの大群に立ち向かう
人々の運命を描いた本作は
戦術的にして緩やかなモンスター映画であります。
イナゴの特性を生かしつつ
定番に即して進行するストーリーと
頻繁な場面転換によるスケール感増幅術と
TVゲーム風味満載のCG映像を兼ね備えた演出が一体となる光景は
私に「節約精神とハッタリ精神による共同戦線」と
「殺人」に依存しないスリル&サスペンス生成術の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ラブ・コメディ要素とホラー映画的思わせぶりが
静かに絡み合う幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「集団系モンスター映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
融合させた設定
状況設明台詞&字幕によって
映像的インパクトの薄さを補う戦術
人々が政府機関&軍隊に対して抱くイメージの一端
黙示録の映画的活用法が一堂に会した本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。