映画に感謝を捧ぐ! 「D.D.T」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はデヴィッド・ジャクソン監督の「D.D.T」に

 感謝を捧げようと思います。

D.D.T. [DVD] - ジョセフ・ロドゥカ, ルーシー・ローレス, ジョン・ハード, ディラン・ニール, マイク・ファレル, デヴィッド・ジャクソン, デヴィッド・ジャクソン, フランク・フォン・ザーネック, ドーグ・プロッチロ, デリック・アンダーシュルツ
D.D.T. [DVD] - ジョセフ・ロドゥカ, ルーシー・ローレス, ジョン・ハード, ディラン・ニール, マイク・ファレル, デヴィッド・ジャクソン, デヴィッド・ジャクソン, フランク・フォン・ザーネック, ドーグ・プロッチロ, デリック・アンダーシュルツ

 遺伝子操作されたイナゴの大群に立ち向かう

 人々の運命を描いた本作は

 戦術的にして緩やかなモンスター映画であります。

 

 イナゴの特性を生かしつつ

 バイオ・テクノロジー系モンスター映画&災害映画の

 

 定番に即して進行するストーリーと

 頻繁な場面転換によるスケール感増幅術と

 TVゲーム風味満載のCG映像を兼ね備えた演出が一体となる光景は

 

 私に「節約精神とハッタリ精神による共同戦線」と

 「殺人」に依存しないスリル&サスペンス生成術の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ラブ・コメディ要素とホラー映画的思わせぶりが

 静かに絡み合う幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「集団系モンスター映画」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 1963年の映画「鳥」とバイオ・テクノロジー

 

 融合させた設定

 状況設明台詞&字幕によって

 映像的インパクトの薄さを補う戦術

 人々が政府機関&軍隊に対して抱くイメージの一端

 黙示録の映画的活用法が一堂に会した本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。