映画に感謝を捧ぐ! 「いざ西部へ!」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はR・N・ブラッドベリ監督の「いざ西部へ!」に
感謝を捧げようと思います。
ジョン・ウェイン ベストセレクション ゴールドボックス (ケース付)セット [DVD] - ジョン・ウェイン, アン・ラザフォード, ティム・マッコイ, レイ・コリガン, レイ・コリガン, アルバータ・ヴォーン, ルシル・ブラウン, ルイズ・レティマー, マーシャ・ハント, ヴァーナ・ヒリー, ヴァーナ・ヒリー, R・N・ブラッドベリ, ジョセフ・ケイン, ジョージ・シャーマン, ハリー・フレイザー, アーサー・ルービン, チャールズ・バートン
両親の仇を追う男「ジョン・ワイアット」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
軽やかさの中に知略&先見性を感じさせる西部劇であります。
西部劇の定番に即したキャラクター&アクション・シーン造形
特撮ヒーロー的挿入曲活用術
分かり易さ&効率性の徹底追求が一体となった
ストーリー&演出は
私に「私益と公益の共存&アメリカ的自衛精神」を
西部劇的に表現する手法と
「見せ場主義」に基づく編集術の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(量産型西部劇的ハッピー・エンドと
運命の悪戯によって「悪漢」となった男の悲哀が交錯する
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「暇つぶし+気晴らし的映像技&作劇法入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
大衆娯楽的計算による「物語の効率化」と
暴力性を抽象化しつつ
スリル&サスペンスを生成する「活劇技法」によって
後年のTV番組に対する「道しるべ」の一つとなった本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。