映画に感謝を捧ぐ! 「フランクリン物語」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はハミルトン・ラスク監督の「フランクリン物語」に
感謝を捧げようと思います。
科学者「ベンジャミン・フランクリン」の生涯を
もとにして作られた本作は
堅実且つ奇想天外な発想に彩られた
実話系アニメーション映画であります。
様々な分野で活躍した偉人&アメリカ合衆国誕生秘話と
ディズニー流アニメーション・コメディ技法を
力業でつなぎ合わせることによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「史実」をユーモラスに解説する手法と
史劇と喜劇を結ぶ「絆」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ドタバタ喜劇的滑稽さと
歴史大作的スケール感が独特のバランスで共存する幕切れと
なっている点も見逃せません。)
まさに「喜劇系教材映画」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。
偉人伝の「隙間」を利用した脚色術と
ディズニーが誇るアニメーション技術によって
人々が「歴史」に興味を抱くきっかけを作ると同時に
後年の実話系映画を導く存在となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。