映画に感謝を捧ぐ! 「フィリックスと金のガチョウ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はバート・ジレット&トム・パーマー監督の
「フィリックスと金のガチョウ」に感謝を捧げようと思います。
イソップ童話「ガチョウと黄金の卵」をもとにして1936年に作られた本作は
巧妙なる応用術&加工術を堪能させてくれるアニメーション映画であります。
アメリカ映画界が誇るアニメーション・スター「フィリックス・ザ・キャット」
伝説の海賊「キャプテン・キッド」を共演させ
「金の卵を産むニワトリ」海賊映画の王道要素を
ギャグ漫画的に加工することによって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「各界のスターが一堂に会する」楽しさと
活劇性と喜劇性を結ぶ絆の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「ガチョウと黄金の卵」のメッセージを独特の目線で解釈し
義賊的なハッピー・エンドへと導く豪腕に
圧倒される幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「フィリックス流海賊喜劇」の称号にふさわしい
一作であると言えるでしょう。
アニメーション映画、童話、海賊伝説の垣根を越えた交流と
ディズニー風の装飾を施した「フィリックス・ザ・キャット」を
世に示す存在となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。