映画に感謝を捧ぐ! 「セカンド・コーラス」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はヘンリー・C・ポッター監督の

 「セカンド・コーラス」に感謝を捧げようと思います。

セカンド・コーラス [DVD] - フレッド・アステア, ポーレット・ゴダード, アーティ・ショウ, バージェス・メレディス, ヘンリー・C・ポッター
セカンド・コーラス [DVD] - フレッド・アステア, ポーレット・ゴダード, アーティ・ショウ, バージェス・メレディス, ヘンリー・C・ポッター

大学でバンドチームを率いる男「ダニー・オニール」と

 彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は

 ミュージカル映画ブラック・ユーモアの醍醐味が

 

 交錯する一作であります。

 出演者の音楽&舞踏技能と

 挿入曲を生かすための存在として生を受けながら

 大学、ショー・ビジネス、アーティストの暗部に迫る

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 

 私に、ミュージカル映画的サービス精神と

 風刺精神による共同戦線と

 「本物」が持つ存在力&説得力によって

 浮世離れした恋愛喜劇的人間模様に

 「ある種の現実感」が発生する現象の

 

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (幸福と不幸が「カードの表裏」であることを

 象徴するかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「ラブコメディ型音楽ビジネス論」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 緩いラブ・コメディ、華麗なる歌曲&踊り

 

 アメリカの「闇」に迫る大胆さが絡み合う本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。