映画に感謝を捧ぐ! 「西部を駆ける勇者」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョセフ・ケイン監督の「西部を駆ける勇者」に
感謝を捧げようと思います。
西部劇 パーフェクトコレクション 決闘の谷 DVD10枚組 (ケース付)セット - ランドルフ・スコット, バーバラ・ブリトン, ワイルド・ビル・エリオット, ジョエル・マクリー, エドモンド・オブライエン, フォレスト・タッカー, ウォルター・ブレナン, ワーナー・バクスター, ヴォーン・モンロー, ジョン・ペイン, ジョージ・ワグナー, ルイス・D・コリンズ, ジョージ・シャーマン, レスリー・セランダー, ジョセフ・ケイン, ジーン・ヤーブロー, ジョージ・マッコーワン, ウィリアム・A・ウェルマン, R・G・スプリングスティーン, エドワード・ルドウィグ
鉄道技師「リード・ルーミス」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
定番商品気質の中に奇策を宿した西部劇であります。
西部劇の王道に即して進行しつつ
「鉄道史&著名人の有効活用」
「白人と先住民による共同作業を善悪両面で行う」
「テロ対策要素の挿入」を試みた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「迅速に問題を発生させ、迅速に解決案を示す」事によって
娯楽的躍動感を維持する作劇法と
アクション・サクセス・ストーリー・ロマンスによる共同戦線の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(勧善懲悪的ハッピー・エンドよりも
鉄道礼賛に重きを置いたかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「西部劇流鉄道史講座」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
西部劇アクション・先住民への配慮、鉄道史入門
恋愛心理戦を暇つぶし規模の枠内に収めるという
離れ業に挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。