映画に感謝を捧ぐ! 「デッド・オア・アライブ(1987年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ギラーミン監督の
「デッド・オア・アライブ(1987年版)」に感謝を捧げようと思います。
デッド・オア・アライブ EMD-10019 [DVD] - クリス・クリストファーソン, スコット・ウィルソン, デヴィッド・ハドルストン, マーク・モーゼス, ジョン・ギラーミン
脱獄犯「レッド・ジャック」と
保安官と共に彼を追う牧場主「アダムス」の
運命を描いた本作は
貪欲さと渋味に彩られた西部劇であります。
正義漢一行と悪漢一行、アクションと人間模様
暴力&狂気渦巻くキャラクターと素朴な風景が
絡み合うストーリー&演出は
私に「宗教的狂気と野性的狂気のせめぎ合い」と
西部劇文化と道中劇文化による
共同戦線の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(勧善懲悪の爽快感よりも敵将の執念が印象深い
決着の付け方となっている点も見逃せません。)
まさに「ホームドラマ入り道中西部劇」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
男女間のロマンスに背を向けて
男の友情&対立とアクション+風景美を
徹底追求する事によって
活劇性と渋味を兼ね備えた西部劇となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。