映画に感謝を捧ぐ! 「フィアーズ・オブ・ウォー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はシドニー・J・フューリー監督の
「フィアーズ・オブ・ウォー」に感謝を捧げようと思います。
フィアーズ・オブ・ウォー [DVD] - ロン・プロルックス, アミン・バッティア, キャスパー・ヴァン・ディーン, ジェイムズ・ウールヴェット, ボビー・ホセア, ジョセフ・グリフィン, キャリー・オーティス, ケネス・ジョンソン, ダニエル・カッシュ, マーティン・コーヴ
ベトナム戦争中に起きた「事件」の真相に迫るために
集まった元兵士たちの運命を描いた本作は
懐メロ感と技術性に溢れた戦争映画であります。
戦争中と戦後を交錯させる作劇法&編集技
記録映像的映像表現
軽量級アクション映画型戦闘描写
大作的装飾の数々を一堂に会した
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「物語」に現実感を与える技法と
戦争がもたらす「混沌」を映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(力業で「海兵隊礼賛的ハッピー・エンド」へと導く
豪腕に圧倒される幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「実録風ベトナム戦争映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
アメリカ軍目線で物語を進行させるバランス感覚
娯楽映画的ハッタリ&思わせぶり戦術
CGに依存しない特殊効果によって
1980年代風味と2000年代風味が絡み合う
「ベトナム戦争映画」となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。