映画に感謝を捧ぐ! 「SEX発電」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はパスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ監督の
「SEX発電」に感謝を捧げようと思います。
プレミアムプライス版 SEX発電 HDマスター版《数量限定版》 [DVD] - ジジ・プロイエッティ, アゴスティーナ・ベリ, クリスチャン・デ・シーカ, パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ, パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ, オッタヴィオ・ジェンマ, パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ, ジジ・プロイエッティ
電力が失われた世界を救うために研究を重ねる
科学者たちの運命を描いた本作は
様々なユーモアと過激さを宿すポルノ映画であります。
「セックスによって電力を発生させる」という奇想天外な発想
宗教と社会、愛と性行為の関係に対する皮肉の利いた目線
ポルノ的サービス精神&省力精神が
融合することによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に、社会風刺と性的欲求が独特のバランスで共存する光景と
「世界の危機」をドタバタ喜劇的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(「暗黒の未来」風味と人間の本能に対する皮肉が
ユーモラスに絡み合う幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ポルノ喜劇型未来形SF」の称号にふさわしい
珍作であると言えるでしょう。
和やかさと恐怖、正義漢&愛情と狂気
SF要素とポルノ+コメディ要素
大胆不敵なアイデアと小規模映画会社的堅実さが
軽やかに絡み合う本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。