映画に感謝を捧ぐ! 「SPEEDMAN」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はドン・E・ファンルロイ監督の「SPEEDMAN」に
感謝を捧げようと思います。
SPEEDMAN [DVD] - ジェイソン・コネリー, ニコール・エガート, ダニエル・ゴダード, リー・メジャース, マイケル・フリン, K.C. クライド, ドン・E・フォーントルロイ
放射線の影響によって高速移動能力を
手に入れた男「ダニエル」の運命を描いた本作は
遊戯感と堅実さに溢れたSF映画であります。
ヒーロー漫画とテロ対策映画の
定番要素に沿って進行するストーリーと
見世物感&節約感満載の映像によって生成された
凶暴にして和やかなスリル&サスペンスは
私に「大作的要素を軽量級作品の領域に収める」
「暴力の連打を緩やかに表現する」手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ラブ・コメディ的雰囲気の中に「シリーズ化願望」の気配を宿す
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「コミック・ヒーロー&テロ対策ごっこ映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
特撮色溢れるヒーロー&ヒロイン、ホラー風味を放つ敵将
テロ対策映画色満載の脇役陣が織りなす
SF漫画と暇つぶし系アクションを融合させたかのような
作品世界に心和まされる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。