映画に感謝を捧ぐ! 「ジャッジ・ブロンド」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はレイモンド・マルティノ監督の
「ジャッジ・ブロンド」に感謝を捧げようと思います。
ジャッジ・ブロンド LBX-228 [DVD] - アンナ・ニコル・スミス, ジョーイ・トラヴォルタ, マイケル・ヌーリー, ブランスコム・リッチモンド, レイモンド・マルティノ
恋人を殺された女「コレット」と
新妻を殺された男「フランク」の運命を描いた本作は
和やかな暴力性&アイドル性に包まれた
アクション映画であります。
娯楽映画的アクション&お色気シーンと
1990年代的どんでん返し主義を駆使して
主演女優A・N・スミスの魅力を引き出すために進行する
ストーリー&演出は
私に「単純なストーリーを複雑に描写」する手法
スターの持ち味を生かした映画作り
緩やかさと暴力性を兼ね備えたアクション・シーン造形の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(事件の鍵を握る道具「ディスク」の意外な活用法に驚かされる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「女系スパイ活劇」の歴史に輝く
心和む珍作であると言えるでしょう。
活劇的アクション・シーン、ポルノ的お色気
アイドル映画的見せ場を的確に押さえつつ
ミステリー的二転三転を披露することに挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。