映画に感謝を捧ぐ！ 「花粉がつなぐ地球のいのち」

　映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。

　今回はルイ・シュワルツバーグ監督の

　「花粉がつなぐ地球のいのち」に感謝を捧げようと思います。

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　花の生態に関する一部を記録した本作は

　アイデア性と技巧性に秀でた記録映像であります。

　クールな詩情に彩られた語り口と

　記録性と娯楽性が交錯する映像を通じて

　「植物の生存戦術」・「社会と植物の関係」を

　写し出すという試みは

　私に、美を「生存手段」の領域へと高める資質

　自然界における平和的共存術

　人間社会の発展が自然にもたらした善＆悪影響の

　一端を目の当たりにする機会をもたらしました。

　（娯楽映画的躍動感を維持しつつ

　鑑賞者へのメッセージを放つ技法によって生成された

　エンドロールも見逃せません。）

　まさに「穏健派自然界講座」の一翼を担う

　作品であると言えるでしょう。

　「花目線の自然界＆人間世界」という発想

　活劇的且つクールな映像美

　ユーモア、文学性、風刺性がバランス良く配合された

　「語り」が融合した本作と

　生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を！！！。