映画に感謝を捧ぐ! 「絶叫する地球 ロボット大襲来」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はテレンス・フィッシャー監督の
「絶叫する地球 ロボット大襲来」に感謝を捧げようと思います。
絶叫する地球 ロボット大襲撃 [DVD] - ウィラード・パーカー, デニス・プライス, バージニア・フィールド, ソーリー・ウォルターズ, バンダ・ゴッ ドセル, テレンス・フィッシャー
地球を襲う異変に立ち向かう人々の
運命を描いた本作は
貪欲にして敏捷なSF映画であります。
毒ガス、ロボット、ゾンビを融合させる力業
残酷な部分を緩やかに表現する事によって
気楽な鑑賞体制を維持する配慮
人員&空間を巧みに限定する節約術
台詞による状況設明&感動誘発要素を
極限まで抑制する事によって
暇つぶし規模のスケール感&スピード感を
保ち続ける堅実さが
一堂に会したストーリー&演出、キャラクター造形は
私に、小規模映画会社的倹約主義を維持しながら
大作的スケール感を醸し出す技法と
危機的状況に置ける「チームワーク&冷静さ」の重要性を
SF映画的に表現する手法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ゾンビ映画風の旅立ちを通じて
「明確な目標設定&小さな積み重ね」の大切さを
説くかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「幕の内弁当型SF」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
SF、ホラー、サスペンス、アクションの特性を合体させ
巧みに軽量化する事によって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。