映画に感謝を捧ぐ! 「フィリックスのロミオとジュリエット」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回は「フィリックスのロミオとジュリエット」に

 感謝を捧げようと思います。

フィリックス・ザ・キャット AAM-401 [DVD]
フィリックス・ザ・キャット AAM-401 [DVD]

 オットー・メスマーによって創造されたキャラクター

 「フィリックス・ザ・キャット」による主演作の一つとなる本作は

 史劇とギャグ漫画の香りが交錯するアニメーション映画であります。

 中世的装飾&剣劇アクションと

 近代的ラブ・コメディ要素を融合させ

 「フィリックス・ザ・キャット」の持ち味に合わせて

 加工することによって生を受けたストーリー&演出は

 私に「中世文化と近代文化の融合」がもたらす科学反応と

 「漫画的発想と映画的発想による共同戦線」の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ウィリアム・シェイクスピアの恋愛悲劇を有効活用した邦題と

 恋愛喜劇史上屈指の「豪快さ」を感じさせる

 幕切れも見逃せません)

 まさに「異文化交流系恋愛喜劇」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 スター主義、ハッピー・エンド信仰、漫画+童話感覚

 サイレント映画技法、著名作の有効活用術が

 軽やかに共存する本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。