映画に感謝を捧ぐ! 「フィリックスのロミオとジュリエット」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回は「フィリックスのロミオとジュリエット」に
感謝を捧げようと思います。
「フィリックス・ザ・キャット」による主演作の一つとなる本作は
史劇とギャグ漫画の香りが交錯するアニメーション映画であります。
中世的装飾&剣劇アクションと
近代的ラブ・コメディ要素を融合させ
「フィリックス・ザ・キャット」の持ち味に合わせて
加工することによって生を受けたストーリー&演出は
私に「中世文化と近代文化の融合」がもたらす科学反応と
「漫画的発想と映画的発想による共同戦線」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ウィリアム・シェイクスピアの恋愛悲劇を有効活用した邦題と
恋愛喜劇史上屈指の「豪快さ」を感じさせる
幕切れも見逃せません)
まさに「異文化交流系恋愛喜劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
スター主義、ハッピー・エンド信仰、漫画+童話感覚
サイレント映画技法、著名作の有効活用術が
軽やかに共存する本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。