映画に感謝を捧ぐ! 「ディープ・スペース(2018年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はダヴィン・レンギエル監督の

 「ディープ・スペース(2018年版)」に感謝を捧げようと思います。

ディープ・スペース [DVD] - ミシェル・モーガン, ミカ・コリンズ, キャサリン・ゴーシャー, ジョナサン・ウィッテカー, ターモー・ペニケット, クリスチャン・ブルーン, ダヴィン・レンギエル
ディープ・スペース [DVD] - ミシェル・モーガン, ミカ・コリンズ, キャサリン・ゴーシャー, ジョナサン・ウィッテカー, ターモー・ペニケット, クリスチャン・ブルーン, ダヴィン・レンギエル

 深宇宙へと派遣された軍人&科学者の

 運命を描いた本作は

 ハッタリと節制が交錯するSF映画であります。

 多くの状況が「宇宙基地内」で展開するストーリー

 複雑な状況設明台詞の嵐

 幻惑感と怪奇感が入り交じった映像が

 陰鬱+緩慢に進行する光景は

 私に「物語を効率的に難解化させる」手法

 「SF映画的ハッタリ節約戦術」

 「エイリアンに依存しない宇宙系SF作り」の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「謎の解明を放棄し、登場人物を突き放す」という

 荒業に挑んだ幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「空間&人員限定型宇宙系SF」史上屈指の

 軽やかなる大怪作であるであると言えるでしょう。

 「2001年宇宙の旅」・「エイリアン」の

 流れを汲むかのような状況設計と

 思わせぶり至上主義が静かに荒れ狂う本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。