映画に感謝を捧ぐ! 「ディープ・インパクト2016」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジェイソン・ボルク監督の

 「ディープ・インパクト2016」に感謝を捧げようと思います。

ディープ・インパクト2016 [DVD] - マーク・ラッツ, ロビン・ダン, アンナ・ヴァン・フーフト, ロックリン・マンロー, ジェイソン・ボルク
ディープ・インパクト2016 [DVD] - マーク・ラッツ, ロビン・ダン, アンナ・ヴァン・フーフト, ロックリン・マンロー, ジェイソン・ボルク

 小惑星による地球滅亡の危機に立ち向かう

 人々の運命を描いた本作は

 ダイエット術とこだわりに彩られたSF映画であります。

 大作系SF映画にありがちな要素を網羅しつつ

 盛大に軽量化させるダイエット術と

 監視映像的表現法へのこだわりを兼ね備えた

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「説明台詞」によるスケール感水増し術

 躍動感によって物語的問題点を曖昧化する手法

 「節約的CG映像」によって生成される和やかさ

 便乗商品風味とマニア風味による共同戦線の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「ディープインパクト」系列作風の邦題を与えられながら

 「アルマゲドン+マーズ・アタック」的な決着→幕切れと

 なっている点も見逃せません。)

 まさに「優等生&監視マニア気質系SF」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 SF大作的ハッタリ&人間模様、小規模映画的倹約術&宣伝戦術

 TVゲーム+監視カメラ的CG映像が並び立つ本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。