映画に感謝を捧ぐ! 「マルクスの競馬騒動」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はチェスター・アースキン監督の
「マルクスの競馬騒動」に感謝を捧げようと思います。
マルクス兄弟 プレミアムコレクション DVD8枚組 ACC-193 - マルクス兄弟, ロックリーフ・フェローズ, セルマ・トッド, デヴィッド・ランドー, キティ・カーライル, アラン・ジョーンズ, ルシル・ボール, ジョン・キャロル, ジェーン・ラッセル, グルーチョ・マルクス, フランク・シナトラ, ウィリアム・ベンディックス, ノーマン・Z・マクロード, サム・ウッド, ウィリアム・A・サイター, エドワード・バゼル, アーヴィング・カミングス, チェスター・アースキン
水兵「リン&ドノヴァン」と彼らを取り巻く人々の
運命を描いた本作は
大胆にして巧妙な加工術に彩られたドタバタ喜劇であります。
「競馬」を巡る野望&愛憎を喜劇的に加工する事によって
生を受けたストーリー&演出
サスペンス、ラブストーリー、コメディ要素が絡み合う
キャラクター造形
バラエティ番組風味を感じさせる音楽が一体となる光景は
私に「陰謀劇と滑稽劇を結ぶ絆」と
「ギャンブル」に宿る娯楽特性の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「テロ対策映画要素」による奇襲攻撃によって
ハッピー・エンドへと導く豪腕に圧倒される
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級ギャンブル喜劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「喜劇映画俳優G・マルクス」の最終章を飾る本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。