映画に感謝を捧ぐ! 「エンカウンター 地球外侵略者」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフルビオ・セスティート監督の
「エンカウンター 地球外侵略者」に感謝を捧げようと思います。
エンカウンター 地球外侵略者 [DVD] - ライアン・カーンズ, フルビオ・セスティート
ドキュメンタリー作家「クリス」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
豪快にしてクールなエイリアン系SFであります。
「エイリアンによる誘拐」を否定するための証拠集めによって
呪われた過去を乗り越えようとする男と
エイリアンの思惑に翻弄され続ける女の旅を
記録映像的クールさと娯楽映画的盛り上げを
両立させながら描いていくストーリー&演出は
私に「ロズウェル事件&米ドラマ(Xファイル)」が
SF映画史に与えた影響力
記録映像技法と娯楽映画技法による共同戦線
記憶と人生、ハッタリ精神と伝統文化の継承を
結ぶ絆の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(穏やかさの中に「不吉の影」を秘めた
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ドキュメンタリー+エンターテインメント系SF」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
SF、ドキュメンタリー、サスペンスの技法と
融合することによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。