映画に感謝を捧ぐ! 「女バイキングと大海獣」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はロジャー・コーマン監督の「女バイキングと大海獣」に

 感謝を捧げようと思います。

女バイキングと大海獣 [DVD] - アビー・ダルトン, スーザン・キャボット, ブラッド・ジャクソン, リチャード・デヴォン, ジューン・ケニー, ジョナサン・ヘイズ, ロジャー・コーマン
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 行方不明となった男たちを探すために旅立った

 女バイキング一行の運命を描いた本作は

 大胆さと生真面目さが交錯する冒険映画であります。

 モンスター映画と冒険映画の持ち味を融合させることによって生を受け

 R・コーマン的お色気、アクション、反権威に即して進行する

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に、暇つぶし映画的効率性と大作的ハッタリ精神

 娯楽的貪欲さと倹約精神が共存可能であることを証明する手段と

 「巨大モンスター」の旗印的活用法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (活劇性とブラック・ユーモア性を兼ね備えた

 「敵軍の最期」も見逃せません。)

 まさに「海洋冒険+史劇系モンスター映画」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 R・コーマン的サービス精神&節約術

 女系冒険映画の醍醐味

 小規模映画会社的肩すかし戦法が炸裂する本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。