映画に感謝を捧ぐ! 「グリズリー・プラネット」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はポール・リンチ&アンドリュー・ワイルド監督の

 「グリズリー・プラネット」に感謝を捧げようと思います。

 

グリズリー・プラネット [DVD] - ショーン・パトリック・フラナリー, リーガン・パスターナク, ロマン・ポドーラ, ポール・リンチ
グリズリー・プラネット [DVD] - ショーン・パトリック・フラナリー, リーガン・パスターナク, ロマン・ポドーラ, ポール・リンチ

 実業家に雇われ、謎の惑星を探索することになった

 人々の運命を描いた本作は

 豪快なる「SF化術」に彩られた珍作であります。

 クマと人間の闘いにホラー的人体破壊描写と

 SF的装飾を施すことによって生を受けた

 ストーリー&演出は

 私に「状況設明台詞&数字」によるスケール感増幅術と

 山系ホラーと宇宙系SFが入り交じった作品世界の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 

 (人間の持つ生命力&貪欲さと

 

 企業の隠蔽体質を象徴するかのような

 ハッピー・エンドとなっている点も見逃せません。)

 まさに「軽量級宇宙系SF生成術入門」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 「地球と類似した風景+生命体を異星&エイリアンに仕立て上げる」

 「宇宙船を利用せずに地球外へと向かう」という大胆不敵な発想と

 小規模映画会社的節約&幻惑術によって生を受けた本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。