映画に感謝を捧ぐ! 「サイレント・ワールド2013」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はR・D・ブラウンステイン監督の
「サイレント・ワールド2013」に感謝を捧げようと思います。
サイレント・ワールド2013 [DVD] - ジェフ・フェイヒー, ジョン・リス=デイヴィス, サラ・マラクル・レイン, マーク・エウインス, イヴァン・カマラス, ルーク・ヒアリー, R・D・ブラウンステイン, デヴィッド・リマゥイー, H・ペリー・ホートン, リチャード・シェンクマン, ジェフ・フェイヒー
ヨーロッパを襲う氷河期襲来の危機から
子供たちを救おうとする夫婦の運命を描いた本作は
小規模映画界の雄「アサイラム」ならではの
アトラクション感覚が冴え渡る災害映画であります。
既視感&TVゲーム感覚溢れるCG映像&トラブルの数々と
ハッタリ感満載の台詞&字幕による状況設明によって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形によって
創造された「ヨーロッパの危機」は
私に「災害系SF」に登場する光景の数々を
網羅する試みと
ハッタリ感とホームドラマ感による共同戦線の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(将来への不安に囚われず「今」を生きることに
全力を注ぐことの大切さを世に示すかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「アサイラム流ヨーロッパ系災害映画」の
称号にふさわしい珍作であると言えるでしょう。
アサイラムの持つ「便乗商品&節約精神」
アルバトロスの邦題戦術
アメリカを離れ「ヨーロッパ」を主要舞台にするという
実験的試みに挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。