映画に感謝を捧ぐ! 「ガン・ダウン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はヴィンセント・ルクロック監督の
「ガン・ダウン」に感謝を捧げようと思います。
ガン・ダウン [DVD] - ルイス・マンディロア, ヴィンセント・ルクロック, フランソワ・メキュール, ショーン・ムサビ, フランソワ・メキュール, ショーン・ムサビ, ルイス・マンディロア, デヴィッド・キンズマン, リチャード・ロイ・サットン, フランソワ・メキュール, ジョエル・ラコーサイエール
娘と2人で暮らす警官「ジェイク」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
凶暴且つ軽快な皮肉に彩られた
アクション映画であります。
室内での心理戦と室外での武闘戦を交錯させながら
正義を掲げる人間ならではの
「凶悪性&思考停止性」をえぐり出す
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「暇つぶし映画的暴力」と「メッセージ性」の
均整を保つ手法と
肉弾戦に対する執着心の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「諸悪の根源」に当たる存在の健在ぶりを示すことによって
アクション映画的問題解決法を皮肉る
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級正義&暴力論」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
アジア系格闘技映画+イタリア西部劇的暴力
空間限定映画的閉塞感
テロ対策映画+社会風刺的装飾が一堂に会した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。