映画に感謝を捧ぐ! 「吊された男」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマイケル・カフェイ監督の「吊された男」に
感謝を捧げようと思います。
西部劇 パーフェクトコレクション 荒野の幌馬車 DVD枚組 ACC-195 - ジョージ・オブライエン, ケイ・サットン, ロッド・キャメロン, ウェイン・モリス, ウィリアム・エリオット, ロバート・ロウリー, ジョージ・モンゴメリー, ヘレナ・カーター, ベン・ジョンソン, エドガー・ブキャナン, ランドルフ・スコット, アン・シェリダン, スティーヴ・フォレスト, シャロン・アッカー, ウィル・ロジャース・Jr, ジェーン・ワイマン, ミッキー・ルーニー, ロバート・プレストン, ドロシー・マッケイル, イアン・キース, マーナ・ロイ, デヴィッド・ハワード, ラルフ・マーフィ, ルイス・D・コリンズ, シドニー・サルコウ, チャールズ・バートン, マイケル・カフェイ, マイケル・カーティス, エリオット・ニュージェント, レジナルド・バーカー
絞首刑から復活した男「デヴリン」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
堅実さの中に奇策を宿す西部劇であります。
量産型アメリカ西部劇の王道に
「死からの復活」という要素を加えることによって
独特の神秘性&渋味を放つ存在へと変異した
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「堅実なストーリー展開」の中に
奇抜なアイデアを挿入することによって生じる科学反応と
「死」を体験しつつ生還した人間の心情を
西部劇的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(西部劇的アクション・シーンの法則に沿って
最終決戦の幕を開けつつ「敵将の最後」を
怪奇映画的に表現するという離れ業を試みた
作品であるという点も見逃せません。)
まさに「軽量級活劇+怪談系西部劇」の称号にふさわしい
作品であると言えるでしょう。
アメリカ西部劇の様式美、暇つぶし映画的躍動感
宗教映画的神秘性を兼ね備えた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。