映画に感謝を捧ぐ! 「1860年」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアレッサンドロ・ブラセッティ監督の
「1860年」に感謝を捧げようと思います。
イタリア映画 コレクション 越境者 DVD10枚組 ACC-198 - ラフ・ヴァローネ, エレナ・ヴァルツィ, ペッピノ・デ・フィリッポ, カルラ・デル・ポッジョ, シルヴァーナ・マンガーノ, アメデオ・ナザーリ, ヴィットリオ・デ・シーカ, アッシア・ノリス, ジャック・セルナス, アンナ・マニャーニ, ロッサノ・ブラッツィ, エチカ・シューロー, フランコ・インテルレンギ, ナンド・ブルーノ, ジュゼッペ・グリーノ, アイーダ・ベリア, アウグスト・バッソ, エレナ・フォンディ, ピエトロ・ジェルミ, アルベルト・ラトゥアーダ, フェデリコ・フェリーニ, ドゥイリオ・コレッティ, マリオ・カメリーニ, ウィリアム・ディターレ, ミケランジェロ・アントニオーニ, ルイジ・ザンパ, アレッサンドロ・ブラゼッティ, ロベルト・ロッセリーニ
1815年~71年の「イタリア統一運動」を
もとにして作られた本作は
軽快にして多角的な実話系史劇であります。
大作的物量&人員攻勢と軽量級映画的効率主義
アクション&サスペンスと人間模様を
巧みに使い分けながら「イタリア統一運動」を
描いていくという試みは
私に「史劇的スケール感と庶民的ムードの融合」と
舞台劇技法と映画技法による共同戦線の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドの形態を取りつつも
「犠牲」の大きさに目を向ける幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「イタリア統一運動入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
暇つぶし規模のスピード感&スケール感の中で
祖国愛と家族愛、活劇性と群像劇性がせめぎ合う本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。