映画に感謝を捧ぐ! 「人間ロケット」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はテレンス・フィッシャー監督の

 「人間ロケット」に感謝を捧げようと思います。

人間ロケット [DVD] - ハワード・ダフ, エヴァ・バートック, アラン・ウィートリー, フィリップ・リーバー, アンドリュー・オズボーン, アンソニー・アイルランド, テレンス・フィッシャー
人間ロケット [DVD] - ハワード・ダフ, エヴァ・バートック, アラン・ウィートリー, フィリップ・リーバー, アンドリュー・オズボーン, アンソニー・アイルランド, テレンス・フィッシャー

 宇宙ロケット開発を行う科学者チームの

 運命を描いた本作は

 SF映画史上屈指の「ごり押し感」に溢れた珍作であります。

 宇宙を目指す科学者たちの物語に

 力業で「犯罪サスペンス」を投入するによって生を受けた

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「暇つぶし映画的実験」の一形態と

 科学と人間の関係に関する一考察を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (悲劇の気配を漂わせてからの「逆転劇」に

 驚かされる幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「軽量級実験型SF」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 暇つぶし規模のスケール感&スピード感の中に

 SF、愛憎劇、推理劇のスリル&サスペンスを

 集結させるという離れ業に挑んだ本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。