映画に感謝を捧ぐ! 「マシンガン・ファーザー 悪党に裁きの銃弾を」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェシー・V・ジョンソン監督の
「マシンガン・ファーザー 悪党に裁きの銃弾を」に
感謝を捧げようと思います。
マシンガン・ファーザー (悪党に裁きの銃弾を) [DVD] - ドミニク・ヴァンデンバーグ, ジェシー・V・ジョンソン, デビッド・フィルモア, ドン・ホリングシェッド, サトミ・ホンダ, ドミニク・ヴァンデンバーグ, ルイス・マンディロア, カーメン・アルジェンツィアノ, マニー・アルバ, ロブ・ズバクニク, アリーナ・アンドレ
傭兵「マックス」と彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
凶暴なる貪欲さに溢れたアクション映画であります。
アクション映画的銃撃、剣劇、武術、爆発
戦争映画的戦闘描写、任侠映画的我慢&殴り込み
ホラー映画+イタリア西部劇的残酷性、宗教映画的装飾が
一堂に会したストーリー&演出、キャラクター造形は
私にアクション映画における「外見的説得力」の重要性と
様々な要素を力業で詰め込みつつ
軽やかに物語&映像を進行させる技法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(西部劇と文学に宿る「渋味」を兼ね備えた
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「娯楽文化交流型復讐劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
アクション・ヒーロー、ホラー・モンスター
癒し系映画の特性がせめぎ合う主人公と
凶悪性の中に「アクション映画的正義」への
皮肉を宿す敵軍との闘いを
豪快さと苦味を絡ませながら描いていく本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。