映画に感謝を捧ぐ! 「13日の金曜日 完結編」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジョセフ・ジトー監督の

 「13日の金曜日 完結編」に感謝を捧げようと思います。

13日の金曜日 PART4 完結篇 [DVD] - キンバリー・ベック, E・エリック・アンダーソン, コリー・フェルドマン, ジョセフ・ジト, キンバリー・ベック
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 「13日の金曜日(1980年代版)」をもとにして作られた

 人気シリーズの4作目となる本作は

 「13日の金曜日」シリーズの大いなる境界線となる

 作品であります。

 前3作の物語&「ジェイソン」の持ち味を継承しつつ

 最終決戦感を高めていくストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「ホラー映画シリーズ」に幕引きをもたらすための工夫と

 クールさ、武闘派性、アーティスト性を感じさせる

 「モンスター造形」の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「悪を倒すために狂気に身をゆだねた人間の悲劇」

 「争いは勝敗に関係なく関わる人間の心身を傷つける」という

 メッセージを感じさせる幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「ジェイソン」の生き様を追い続ける旅の

 終点を感じさせる「13日の金曜日」第4章であると言えるでしょう。

 ホラー映画史を彩るモンスター「ジェイソン」の

 成長過程を見つめる営みに別れを告げる存在となった本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。