映画に感謝を捧ぐ! 「モンキー・ラッシュ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
2021年初となる今回はジャン・ラーベク監督の
「モンキー・ラッシュ」に感謝を捧げようと思います。
サルの島を守る警官「マルコ」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
壮大なる娯楽愛に彩られたアニメーション映画であります。
娯楽系アクション・サスペンス・ラブストーリー・SF
ホラー・ミュージカルの特性を取り込み
ドタバタ喜劇的に加工しつつ
軽やかに進行するストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「娯楽映画要素」を網羅する貪欲さと
暇つぶし規模のスケール感&スピード感を維持する堅実さが
共存する作品世界の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(因果応報感と穏健さを兼ね備えた「敵将の最後」と
なっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級娯楽映画ジャンル入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
肉体、銃火器、道具、乗り物を駆使したアクション
西部劇的ヒーロー像を
アニメーション映画的に表現する事に挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。
追伸 今年も「西村哲也の弁護系映画論」を
よろしくお願いします。