映画に感謝を捧ぐ! 「ディープ・ブルー3」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ポーグ監督の「ディープ・ブルー3」に
感謝を捧げようと思います。
ディープ・ブルー3 [DVD] - タニア・レイモンド, ナサニエル・ブゾリック, エマーソン・ブルックス, 蒼れいな
「ディープ・ブルー(1999年版)」をもとにして作られた
人気シリーズの3作目となる本作は
巧妙なる加工術と空間力に彩られた
続編系サメ映画であります。
「ディープブルー」前2作の物語を継承しつつ
SF要素&空間限定要素を抑制し
冒険活劇要素を高めることによって生成された
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「シリーズ化」の法則に乗りつつも
微調整を加える試みと
サメと人間との闘いと人間同士の闘いを
両立させる手法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「諸悪の根源」を放置しつつ
主人公一行の新たなる旅立ちを描くことによって
更なる物語の広がりを感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに空間的スケール感の広がりと
SF的ハッタリの抑制によって生を受けた
「ディープブルー」第3章であると言えるでしょう。
強靱なる生命力に彩られた敵将&改造サメ
サメに人間味を持たせるという発想
感動誘発描写を「サメ」によって
笑い所に転じる奇策によって
「アサイラム・サメ路線」等とは異なる味わいを持った
存在となっていった本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。