映画に感謝を捧ぐ! 「マイ・ガール2」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はハワード・ジーフ監督の「マイ・ガール2」に

 感謝を捧げようと思います。

マイ・ガール 2 [DVD] - アンナ・クラムスキー, ダン・エイクロイド, ジェイミー・リー・カーティス, オースティン・オブライエン, ハワード・ジフ
マイ・ガール 2 [DVD] - アンナ・クラムスキー, ダン・エイクロイド, ジェイミー・リー・カーティス, オースティン・オブライエン, ハワード・ジフ

 「マイ・ガール(1991年版)」の後日談となる本作は

 巧妙なるスケール拡大術に彩られた続編映画であります。

 「マイ・ガール(1991年版)」の世界を継承しつつ

 道中劇&謎解き要素を挿入することによって

 生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「前作」の魅力を損なうことなく

 作品世界のスケール感を増幅させる妙技と

 劇的な事件に依存することなく「登場人物の成長」を

 描いていく技法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (恋愛&更なるシリーズ化要素を匂わせつつも

 ホームドラマ性に重きを置いた

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに1970年代文化の香りと

 ホームドラマ、ロマンス、非殺傷系サスペンスの魅力が

 絡み合う「マイ・ガール第2章」であると言えるでしょう。

 亡き母の真実を追い求めるヒロインの旅と

 彼女に関わる人々のを成長物語を

 前作以上の壮大さ+陽気さと繊細さで写し出す本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。