映画に感謝を捧ぐ! 「世界の果ての通学路」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はパスカル・プリッソン監督の

 「世界の果ての通学路」に感謝を捧げようと思います。

世界の果ての通学路 [DVD] - ジャクソン・サイコン, サロメ・サイコン, サミュエル・J・エスター, ザヒラ・バディ, カルロス・ヤネズ, パスカル・プリッソン
世界の果ての通学路 [DVD] - ジャクソン・サイコン, サロメ・サイコン, サミュエル・J・エスター, ザヒラ・バディ, カルロス・ヤネズ, パスカル・プリッソン

 世界各地で遠距離通学の日々を送る

 子供たちについて記録した本作は

 娯楽性と教材性、人情味とクールさが交錯する

 異色の道中系記録映像であります。

 山岳系+ジャングル系+冒険活劇&西部劇の

 風味に彩られた少年少女たちの「通学」を

 静かなる技巧&情味のある映像と

 上品な音楽を駆使して写し出していくという試みは

 私に神&冒険が「日常」に密着する人々の生き様と

 教材的クールさ&メッセージ性と

 娯楽映画的スリル&サスペンス+ユーモアが

 独特のバランスで並び立つ光景の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (記録映像的後日談と

 ホームドラマ、サクセス・ストーリー、冒険活劇の

 ハッピー・エンドが融合したかのような

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「日常系冒険ドキュメンタリー」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 大志を抱きながら過酷な通学路を行く

 子供たちの勇姿を技巧的且つ生真面目に映し出す本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝!!!。