映画に感謝を捧ぐ! 「グッド・ガール」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はミゲール・アテタ監督の「グッド・ガール」に
感謝を捧げようと思います。
グッド・ガール [DVD] - ジェニファー・アニストン, ミゲール・アテタ, ジェニファー・アニストン, ゾーイ・ダシャネル, ジェイク・ギレンホール, ティム・ブレイク・ネルソン, マイク・ホワイト
夫と二人暮らしをしながら
スーパーで働く女性「ジャスティン」と
彼女を取り巻く人々の運命を描いた本作は
苦い笑いと陰鬱なる文学風味に彩られた
恋愛喜劇であります。
現状に不満を抱く男女が「背徳的な愛」の
底なし沼へと沈んでいく姿を
純文学的心の声、日常劇的ユーモア&意地悪なユーモア
サスペンス的映像技を駆使して描いていく
ストーリー&演出は
私に「愛&友情」の複雑怪奇さ、作家的狂気の暴走
運命の持つブラック・ユーモア性を
映画的に表現する試みの一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(恋愛喜劇史上屈指の「文学への皮肉&悪の勝利感」漂う
ハッピー・エンドに驚かされる幕切れとなっている点も見逃せません。)
作品であると言えるでしょう。
恋愛喜劇史上屈指の
和やかなる狂気、心理戦、死臭に包まれた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。