映画に感謝を捧ぐ! 「バレンタインデー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はゲイリー・マーシャル監督の

 「バレンタインデー」に感謝を捧げようと思います。

バレンタインデー [DVD] - アシュトン・カッチャー, ジェニファー・ガーナー, ジェシカ・アルバ, ジェシカ・ビール, アン・ハサウェイ, テイラー・スウィフト, ブラッドリー・クーパー, ジュリア・ロバーツ, ジェイミー・フォックス, パトリック・デンプシー, ゲイリー・マーシャル
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 2月14日のLAで繰り広げられる出来事を描いた本作は

 恋愛喜劇&娯楽大作の伝統芸を象徴する作品であります。

 1932年の映画「グランド・ホテル」の流れを汲むスター主義

 恋愛喜劇の王道要素を「バレンタインデー」というイベントの

 特性に沿って加工することによって生を受けた 

 複数の物語を軽やかに繋ぎ、まとめ上げていく作劇法

 MTV的音楽活用法が一体となった

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「非暴力系アメリカ映画流サービス精神」の一端と

 時間的制約の中で物語的スケール感を高めつつ

 一定の論理性を保ち続ける妙技の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (作品世界の時間経過に沿って終幕を告げることによって

 情緒と臨場感を兼ね備えた幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「イベント系恋愛喜劇大作」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 恋愛喜劇、バレンタインデー、アメリカ製娯楽映画

 美男美女系スター、複数の物語を段階的につないでいく手法の

 魅力を象徴する本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。