映画に感謝を捧ぐ! 「ペトルスの写真」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
感謝を捧げようと思います。
フランス映画 パーフェクトコレクション フィルム・ノワール 偽りの果て DVD10枚組 ACC-200 - ミシェル・シモン, ジャニー・オルト, ベルナール・ブリエ, シモーヌ・シニョレ, ミシェル・オークレール, アントワーヌ・バルペトレ, ルイ・ジューヴェ, シュジー・ドレール, フランソワーズ・ロゼー, ポール・ムーリス, アリ・ボール, ルネ・フォール, イヴ・フュレー, ジャン・ドビュクール, リュシアン・コエデル, マリア・カザレス, ポール・ベルナール, フェルナンデル, シモーヌ・シモン, マドレーヌ・ソローニュ, セルジュ・レジアニ, アンリ・ドコアン, イヴ・アレグレ, アンドレ・カイヤット, ジャン・ドレヴィル, ジャック・フェデー, マルセル・ブリスティーヌ, クリスチャン=ジャック, ルイ・キュニイ, マルク・アレグレ
銃撃事件に巻き込まれた写真家「ペトルス」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
フランス流喜劇的加工術を堪能させてくれる
異色の犯罪映画であります。
愛憎劇と巻き込まれサスペンスを兼ね備えた状況を
恋愛喜劇化したかような気配を放つ
ストーリー&演出、キャラクター造形が
軽やかに進行する光景は
私に「スリル&サスペンスとユーモアを結ぶ絆」と
男女関係と犯罪における「誠実さ&慎重さ」の重要性を
世に示す試みの一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(主人公の善意が悪漢に対する「とどめの一撃」になるという
皮肉の効いた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「フランス流愛憎系犯罪喜劇」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
流れ弾によって愛と陰謀が絡み合う世界へと
誘われながらもマイペースを貫く主人公の姿を
様々な娯楽特性を使い分けながら描いていく本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。