映画に感謝を捧ぐ! 「スー族の叛乱」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はロイド・ベーコン監督の「スー族の叛乱」に
感謝を捧げようと思います。
スー族の叛乱 [DVD] - ロナルド・レーガン, ルイス・R・フォスター, ロナルド・レーガン, ロンダ・フレミング, ブルース・ベネット
医師「ジョナサン・ウェストゲート」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
多彩な暇つぶし作品を世に送った
R・ベーコン監督ならではの「サービス精神&収納術」に
彩られた西部劇であります。
アメリカ西部劇の王道に沿いつつも
白人とアメリカ先住民の複雑な関係
南北戦争、ロマンス、
過去のトラウマを乗り越えようとする男の奮闘を
力業でまとめ上げたストーリー&演出、キャラクター造形は
私に、大衆食堂的サービスとアメリカ礼賛的メッセージの
両立を図る手法と
効率主義的西部劇生成術の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(武闘派精神と法治精神の共存を
勢い任せに成し遂げようとするかのような
決着の付け方となっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級詰め込み型西部劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
暇つぶし規模のスケール感&スピード感を維持しつつ
「白人=前&先住民=悪」の法則に対する反論と
西部劇的アクション&人間模様の醍醐味を
共存させることに挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。