映画に感謝を捧ぐ! 「デカメロン夜話」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はヒューゴ・フレゴネーズ監督の
「デカメロン夜話」に感謝を捧げようと思います。
冒険映画 傑作コレクション 進め龍騎兵 DVD10枚組 ACC-216 - リチャード・ウィドマーク, ライオネル・バリモア, エロール・フリン, オリヴィア・デ・ハヴィランド, ジェームズ・メイソン, エヴァ・ガードナー, ビング・クロスビー, ボブ・ホープ, ドロシー・ラムーア, クラーク・ゲイブル, グリア・ガーソン, ゲーリー・クーパー, バリー・ジョーンズ, マリア・モンテス, ジョン・ホール, バーバラ・ヘイル, リチャード・グリーン, アン・ブライス, デヴィッド・ファーラー, ジョーン・フォンテイン, ルイ・ジュールダン, ヘンリー・ハサウェイ, マイケル・カーティス, アルバート・リューイン, ノーマン・Z・マクロード, ヴィクター・フレミング, マーク・ロブソン, アーサー・ルービン, フィル・カールソン, ジョージ・シャーマン, ヒューゴ・フレゴネーズ
ジョヴァンニ・ボッカチオによって
創作された物語「デカメロン」をもとにして
1953年に作られた本作は
短編と長編の持ち味が交錯する恋愛劇であります。
主人公&ヒロインが語る「物語」が
2人の運命を変化させていく光景を
「一人四役」・「多彩な舞台&衣装造形」
「複数の物語を段階的につないでいく技法」を
駆使しながら描いていくストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「創作と生き様の関係」に関する一考察と
男女2人による「愛の心理戦」を映画的に表現する試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(愛と策謀に彩られた「純愛劇」による
ハッピー・エンドへと着地しつつ
性的な部分を抽象化し、文学性を重んじた
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「創作合戦系恋愛劇」の称号にふさわしい
一作であると言えるでしょう。
奔放な男と生真面目な女による「非暴力的な決闘」と
スター的魅力に溢れた俳優&女優陣による
「四変化」を堪能させてくれた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。