映画に感謝を捧ぐ! 「Glad Rags to Riches」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はチャールズ・ラモント監督の
「Glad Rags to Riches」に感謝を捧げようと思います。
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ナイトクラブの女性歌手「デアペリーナ」と
彼女を取り巻く人々の運命を描いた本作は
奇策的発想と皮肉に彩られた恋愛喜劇であります。
大人の男女による恋愛喜劇の王道を
子役俳優&女優陣によって映像作品化するという発想によって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「大人社会と子供社会を結ぶ絆」と
「ドタバタ喜劇的人員&物量攻勢」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(主演女優S・テンプルの持ち味を生かすための配慮を
ストーリー展開に支障をきたすことなく
行使することを試みている点と
トーキー喜劇とサイレント喜劇のハッピー・エンドを
組み合わせたかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「喜劇系子供&大人論」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
大人社会の光&闇と子供の持つ幼き豪快さが
融合することによって生を受け
後年の恋愛喜劇&青春映画に対する
道しるべの一つとなった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。