映画に感謝を捧ぐ! 「武装市街」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はルドルフ・マテ監督の「武装市街」に
感謝を捧げようと思います。
武装市街 [DVD] - ウイリアム・ホールデン, ナンシー・ウイルソン, バリー・フィッツジェラルド, ルドルフ・マテ, ウイリアム・ホールデン
誘拐された社長令嬢を救うために闘う
捜査班の運命を描いた本作は
軽量でありながらも戦術性を感じさせる
犯罪映画であります。
「物語の大半を駅&その周辺で進行させる」
「娯楽的見せ場を的確に押さえる」
「ヒーロー要素とチームバトル要素の両立を図る」
「身体的ハンディキャップを利用したスリル&サスペンス生成」が
融合することによって生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「暇つぶし的スケール感&スピード感」と
「大衆娯楽的魅力」を保ち続ける為の知略&技術と
舞台となる場所の特性を生かした映画作りの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(コメディ的見せ方&音楽を駆使した
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「空間限定型犯罪映画入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
活劇的爽快感、渋味の利いた捜査過程
「駅」という場所の持つ娯楽的可能性
格差恋愛劇的人間模様が一堂に会した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。