映画に感謝を捧ぐ! 「モンスターハントレス」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はブレンダン・ペトリッツォ監督の
「モンスターハントレス」に感謝を捧げようと思います。
モンスターハントレス [DVD] - アンソニー・ヤンセン, ブレンダン・ペトリッツォ, ジェレミー・M・インマン, デヴィッド・マイケル・ラット, デヴィッド・リマゥイー, クリス・リーデンハウアー, アンソニー・ヤンセン, コニー・ジョー・セクリスト, マーク・ヴァレリアーノ, ジャリッド・マッセ, トム・サイズモア
地球に飛来したエイリアンの脅威に立ち向かう
米軍特殊部隊の運命を描いた本作は
便乗商品映画界の雄「アサイラム」の技と
エイリアン系SFであります。
「プレデター」・「インデペンデンス・デイ」
「パシフィック・リム」を力業でつなぎ合わせ
刑務所への皮肉を投入することによって
生を受けたストーリー
軽量級アトラクション風味と残酷趣味的ユーモアを
兼ね備えたCG映像
極限まで記号化されたキャラクター造形が
豪快且つ緩やかに進行する光景は
私に「SF映画的リサイクル+ハッタリ戦術」と
凶悪さと滑稽さの秘めたる近似性を
SF映画的に表現する試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アサイラムの「秘めたる意図」を
隠蔽しようとするかのような邦題と
「新たなるシリーズ」誕生を願う気持ちを
直球的に繰り出す幕切れに
心和まされる作品であるという点も見逃せません。)
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
モンスター系SF映画の歴史、都市伝説の映画的活用法
状況設明台詞の活用術
アサイラム的サービス精神&ビジネス戦術が一堂に会した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。