映画に感謝を捧ぐ! 「13日の金曜日 PART7 新しい恐怖」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジョン・カール・ビュークラー監督の

 「13日の金曜日 PART7 新しい恐怖」に感謝を捧げようと思います。

13日の金曜日 PART7 新しい恐怖 [DVD] - ラー・パーク・リンカーン, ジョン・カール・ビュークラー, ラー・パーク・リンカーン, ケイン・ホッダー
13日の金曜日 PART7 新しい恐怖 [DVD] - ラー・パーク・リンカーン, ジョン・カール・ビュークラー, ラー・パーク・リンカーン, ケイン・ホッダー

 「13日の金曜日(1980年版)」をもとにして

 作られた人気シリーズの7作目となる本作は

 伝統芸と実験精神が交錯する続編映画であります。

 その暗殺技術、耐久性能、クールな精神によって

 クリスタル・レイクにおける恐怖神話となった主人公

 「ジェイソン」の孤独な闘いと

 制御困難な超能力を持ってしまった少女の悲劇を

 交互に進行させつつ、段階的に繋いでいくという

 試みによって生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に、超能力系SFと山系ホラーの融合によって生じる科学反応と

 豪腕を誇るファイターと多彩な攻撃パターン&遠隔攻撃を駆使する

 術者による決闘の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (悪霊系ホラー風味漂う「決着の付け方」と

 ハッピー・エンドの装飾を纏いつつ新たなる闘いの気配を宿す

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさにモンスター・ヒーローと特殊能力系ヒロインの王道が入り乱れる

 「13日の金曜日」第7章であると言えるでしょう。

 呪われた過去によるトラウマ&卓越した力によって

 孤独な生き様を余儀なくされるという共通項を持つ男女が

 「殺戮の日々に身を投じる男」・「大切な存在を守ろうとする女」として

 争う姿が前6作とは一味違う哀愁を呼び起こす本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。