映画に感謝を捧ぐ! 「ROCK ロック」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はケヴィン・ヴァンフック監督の
「ROCK ロック」に感謝を捧げようと思います。
ROCK ロック [DVD] - ジェイク・ビューシー, ステイシー・キーチ, ダニー・トレホ, カイル・シュミット, クレア・コフィー, ケヴィン・ヴァンフック, ケヴィン・ヴァンフック, リック・グラスマン, ジェイク・ビューシー
閉鎖された刑務所を訪れた人々の運命を描いた本作は
1980~90年代娯楽映画文化の粋を結集したホラー映画であります。
「ダイ・ハード」・「ザ・ロック」・「レザボア・ドッグス」の特性を組み合わせ
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」風に加工する事によって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「ホラー映画的リサイクル&ハッタリ精神」と
犯罪、ドキュメンタリー、刑務所運営のリスクを
映画的に表現する試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アクション映画的ハッピー・エンド至上主義と
ホラー映画的思わせぶり&荒業を
兼ね備えた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「刑務所系ホラー」の歴史に輝く
大怪作であると言えるでしょう。
アクション映画要素とホラー映画要素を力業で組み合わせる手法
人々が刑務所に対して抱くマイナスイメージ
空間限定型映画の技が一堂に会した本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。