映画に感謝を捧ぐ! 「封鎖作戦」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はコンプトン・ベネット監督の「封鎖作戦」に

 感謝を捧げようと思います。

封鎖作戦 EMD-10049 [DVD] - トレヴァー・ハワード, リチャード・アッテンボロー, ソニー・タフツ, ジェームズ・ドナルド, コンブトン・ベネット
封鎖作戦 EMD-10049 [DVD] - トレヴァー・ハワード, リチャード・アッテンボロー, ソニー・タフツ, ジェームズ・ドナルド, コンブトン・ベネット

 第2次大戦期にアメリカ軍からイギリス軍に送られた

 軍艦に関する実話をもとにして作られた本作は

 クールにして多彩な実話系戦争映画であります。

 アメリカ製の中古軍艦

 トラブルによって軍を追われた過去を持つ艦長

 軍艦&艦長と戦いの日々への不満を抱えた乗組員たちの苦闘を

 日常劇風味とアクション映画風味を絡ませながら

 描いていくストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「様々な顔を持つ」戦争映画の醍醐味と

 マイナス要素の集合体がプラス要素へと転じる

 爽快感の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (奇襲攻撃感溢れるハッピー・エンドに驚かされる

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「日常+冒険系武勇伝」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

1940年代前半におけるアメリカとイギリスの関係

 軍艦という空間&軍隊という組織の特性

 連合軍礼賛要素&大衆娯楽要素を前面に出しつつ

 戦争の残酷性をアピールする手法が一堂に会した本作と

 

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。